墓参りをしてくれる人がいなくても、代わりに寺院が責任を持って永代にわたって供養と監理をしてくれるものに永代供養があります。現在、家庭環境やライフスタイルから永代供養が選ばれるケースも多く、特に東京の場合には高齢化や高齢者の孤立化が進んでいることもあり、ニーズも多い傾向にあります。東京の特徴としては、都内だけでなく近県も対象として選ばれる点があり、理由の1つに交通インフラが発達していることがあります。ほとんどの地域が車だけでなく公共機関を利用していくことができ、少し離れた場所においてもアクセスが良いことで選ばれています。

東京の場合、選ばれる永代供養としては一人用、二人用、家族用などがあり、都心に近い場合などではロッカー式の納骨檀も選ばれてます。永代供養をする際に最も気になる点に費用がありますが、費用は寺院によっても異なり、中には条件が掲げられているケースもあります。実際にかかる費用は基本的な料金が10万円～150万円程度で、最も多いケースとしては50万円未満となります。複数を例に上げれば、例えば420、000円の寺院では33回忌までは遺骨は納骨堂に安置され、管理費用は一切かからず、毎年、合同の追悼法要が行われる内容になっています。

一方、390、000円を掲げている寺院の場合では毎日の供養の他に春秋の彼岸、お盆に供養が行われており、13回忌後は住職が兼務をしている隣県の寺院に合祀される内容が掲げられています。また、55、000円のケースでは提携をする全国の寺院で受入が可能になっており、2年間の個別安置を経て合同供養墓に合祀が行われます。東京は永代供養に対応している寺院が数多く存在します。反面、それぞれに料金や遺骨への対応は異なり、選ぶ際には十分に内容を確認した上で判断をすることが大切になります。