当たり前になっている風習でも実は義務ではない行為があります。その一つに葬式があります。火葬は法律で決まっていますが、実は葬式をすること自体は義務ではないです。直接的に火葬場に持って行くことを直葬といいます。

これならば、相当に安く埋葬をすることができるようになります。但し、やはり世間体がありますから、大抵の人は葬儀をすることになります。その為の費用が大凡、200万円はかかると考えておいた方が良いです。これは上限は天井知らずになります。

別に無理をしたくないと言う人も一杯いるのは、金額的な問題があるからです。式場の手配、親族、知人への連絡、食事、場合によっては宿泊所も確保する必要があります。その手の費用にこれだけかかるわけです。後は信仰する宗教にもよりますが、読経代が数十万円かかるのが相場になります。

仮に檀家であろうとも支払うのが通例になっています。葬式とは非常にお金がかかります。そこがとても大変なわけですが、冠婚葬祭はやはりやらないわけにはいかないです。故人の遺志がそうであってもどうしてもそうなります。

法律的にはする義務はない、と覚えておくのは良いですが体面的にやらないといけない人のほうが圧倒的に多いです。それにやりたいと思っている人も少なからずいます。田舎などでは一種の義務ですし、更に言えば、弔いをしたいと考えるのは人間として極当たり前ではあります。分限を超えない程度に催すのが基本です。